地球ことば村
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【地球ことば村・世界言語博物館】

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第 2回市民フォーラム

日本語は多言語? ~ことばのもうひとつのちから~


2004年11月21日(日)、学習院大学百周年記念会館小講堂にて、第2回市民 フォーラム「日本語は多言語? ~ことばのもうひとつのちから~」が開催さ れました。最所千加子さんの挨拶からスタートです。


水戸黄門のテーマソングに乗って方言話者の方々が登場すると、 観客はいっ たい何が始まるのかと興味津々な顔・顔・顔……バック のスクリーンにおな じみの水戸黄門の名場面が流れ、その後はそ れぞれのお国ことばでの再現ド ラマ!薩摩弁の助さん、弘前弁の 格さん、秋田弁のお娟さんなどなど。その 土地の雰囲気を表したそ れぞれのことばに、会場は爆笑したり、しんみりと 聞き入ったり。



再現ドラマのあとは、方言の専門家佐藤亮一先生、方言による創作家大西貢先生と大原 穣子さん、地域方言だけではなく社会方言(若者ことばなど一定グループで使われるこ とば)の専門家井上逸平先生とともにデイスカッション。方言には話すひとたちを親密 に結び付ける機能と、話さない部外者を排除する機能がある、という説明に、 会場の参加者もそうだなぁ・・・、と頷きました。


最後に女優の長内美那子さんによる弘前弁で書かれた詩の朗読。東北弁がこん なにきれいだったなんてと改めて感じいった次第。終了後、もっと、純粋の方 言を聞いてみたいですね、という参加者の声が多く聞かれました。方言でなけ れば表現できない言葉や感情、仲間意識、などなど、知りたいこと、取り上げ たいことが山ほどあって時間が足りなくなりました。日本語の方言は、話す人 と聞く人を暖かく結び付けるやさしい言葉だと言う再認識ができたひと時だっ たと思います。

日時 2004年11月21日
会場 学習院大学創立百周年記念会館小ホール
主催 地球ことば村・世界言語博物館
後援 (社)日本ユネスコ協会連盟、(株)文化放送
出演者プロフィール
佐藤亮一 東京女子大学教授・方言学 山形県出身
国立国語研究所に二十年勤務。著書「全国方言地図」「生きている日本の方言」 など多数。方言の大家。
井上逸兵 慶應義塾大学教授・社会言語学 石川県出身
ことばが人間関係や社会のネットワークづくりに果たす役割を研究。著書「伝 わるしくみと異文化間コミュニケーション」など。
大西貢 元成蹊小・中高教諭・児童文学 香川県出身
四十四年間国語教育に携わる。方言による詩作も。著書「あしたの星座」「に じいろえいが」
大原穣子 テレビドラマ、演劇の方言指導者・女優 大阪府出身
大阪、広島、京都の方言指導第一人者。著書「おくにことばで憲法を」など
長内美那子 女優。青森県出身
迫田泰夫 鹿児島県出身
樹美久里 ニット作家。秋田出身
諸藤弘之 東京工業大学建築科。福岡県出身
八木橋宏勇 慶應義塾大学文学部英米文学。青森県出身

《事務局》