地球ことば村
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【地球ことば村・世界言語博物館】

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地球ことば村 朗読の会「街角のジム」

日時:2013年2月8日(金)午後3時〜/6時〜
会場:テッド・アート・スタジオ(東京・恵比寿)
プログラム:「街角のジム」(原作エリノア・ファージョン)
出演:演劇集団たつのおとしご会
音楽:鈴木鈴勘(キーボード)
翻訳・脚本:地球ことば村
主催:NPO法人地球ことば村・世界言語博物館
協力:演劇集団たつのおとしご会
ちらし(PDF、147KB)

 

 4回目を迎えた「朗読の会」。今回はイギリスの児童文学者エリノア・ファージョンの「Jim at the Corner」(1934)を、ことば村が新たに訳し、脚本にしたものを恒例の出演者「たつのおとしご会」によって演じてもらいました。ファージョンは「The little bookroom (日本語タイトル:ムギと王様)で第一回アンデルセン賞を受賞した作家で、学校に行かず、家じゅうにあふれた本を友として育ったことでも知られています。

 第二次大戦前の古き良きロンドン、その街角にいつも坐っている80歳のジム老人と、町の人との優しい交流、ジムの親友・8歳のデリー少年に話して聞かせる奇想天外なホラ話を綴った1時間20分。

 かわいい大海蛇やガミガミ屋のナマズの女王のセリフに、客席を埋めた観客から笑いがもれ、最後のシーンで誕生日を迎えたジムに温かな大きな拍手が送られました。

 子ども向けに書かれた作品とはいうものの、本当にいいお話は年代を越えて人の心を打つものだと改めて感じました。ことばを通して心を伝える、この朗読の会を来年もお楽しみに!

(事務局)