地球ことば村
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【地球ことば村・世界言語博物館】

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音資料



この頃では少なくなりましたが昭和の時代
外国テレビドラマ番組の放送が全盛期でしたよね!
劇場映画は ほとんどが字幕、大画面の下に日本語が出ますよね。
テレビ放送では 俳優さん達の台詞が 日本語に替わり
これを「吹き替え」とか「アテレコ」とも言います。
画面の中のこの俳優は きっとこんな声をしている?
この人は悪そうな声? 優しそうな声!
「この年齢なら こんな声?」とさまざま!
このアテレコをする俳優達を「声優」と呼びます。
どんな音質の声か? 高音か 低音か?
話すスピードは 人さまざま。
(上手いか! 下手か? これが重要。)
それを製作演出部に聞き分けてもらうために 声優プロダクションが
「音資料」として所属している声優さん達の声を録音したCDを持ち歩きます。
(おもにコマーシャル製作業界が利用していましたが)

昭和30年代頃の 特に老人、
吹き替え外国テレビ映画を見て
「この進駐軍の役者 日本語 上手いもんだ!」
こんなふうに思っていた人が 少なくはなかったそうです。

《中村和則(2020年掲載)》