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【地球ことば村・世界言語博物館】

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世界の文字

カリア文字 英 Carian script

カリア文字は,プリュギア文字,リュディア文字,リュキア文字などと同じく,小アジア系のアルファベットに属し,ギリシア文字を基盤として,それに独自の文字を加えて作られたものと見られる。

文字構成

この文字には資料の所属する地域によってかなりの違いが見られるが,大別すると,小アジアのカリア,カリアの中で特別な位置を占めるカウノス(Kaunos),そしてエジプトの 3 つの文字体系に分類することができる。この中で,エジプト出土の資料は,紀元前 6 世紀のエジプト諸王に雇われたカリア人の傭兵たちの残したものである。

これまでに知られる全資料の中で識別された文字の数はおよそ 45。これらは,ギリシア文字に対応する場合はそれに準じて,そうでないものはそれぞれの文字の大体の頻度順に配列されて文字番号が付されている。

カリア語テキスト

サンプルテキスト

文字の方向は,エジプトの資料では大部分右から左方向,小アジアでは,同時代のギリシア文字碑文と同じように,左から右方向が普通である。左図:1899 年 Flinders Petrie によってエジプトで発見された古カリア語(Para-Carian または Caroide)碑文の唯一の例。出土した地名にちなみ Hou (Diospolis Parva)カリア・オストラコン,またはナウクラティス(Naukratis)フラグメントとして知られている陶器断片。右図:エジプト出土のエジプト文字・カリア語併記碑文。

Ostrakon of HouInscription from Egypt

カリア語碑文

現在のところ最も長文のカリア語碑文とされている。→ 写真 Masson → 翻字 Adiego

テキスト入力

ユニコード

ユニコードのカリア文字の範囲は U+102A0..U+102DF である。対応するフォントは, QuiviraALPHABETUM Unicode font などがある。

参考サイト

[最終更新 2018/10/20]